<SOAP遊びワークの進め方>


1.
 各自がSOAP遊びを3〜5個程度作ってみます

 

まず最初に、全員にSOAP遊びを行ってもらいます。1人3〜5個程度のSOAPを作ってみてください。どんなテーマでも良いですので、とにかくSOAP遊びを作ってみてください。1人1個では頭の体操になりませんので、必ず複数(3個以上が好ましい)作ってください。

手順としては必ず先にSOAPを書いてから、それを自分で読み直してみて、その意味を考えてタイトルをつけるやり方で行ってください。実際と違って「遊び」なのでSOの違いはそれほど気にしなくても大丈夫です。全体のつじつまがあっているかどうかに気を配ってください。

 

 

. グループのメンバーでSOAPを持ち寄り、見せ合ってください。

 

次にグループに分かれていただきますので、グループのメンバー全員にそれぞれ作ったSOAPを見せ合います。順番に読み上げても良いですし、書いた紙を回して読み合っても良いでしょう。やり方はお任せします。この時、今後のグループディスカッションの題材にすると良さそうなSOAPを探してください。

 

 

. グループで一つ、代表のSOAPを選びます

 

グループディスカッションの題材にするSOAPを一つ、皆で選びます。選び方はどんな方法でも構いませんが、選ぶコツとしては、上手にできているものよりも、いろいろ変えてみると違った意味になったりする「いじり甲斐のある」ものを選ぶか、皆が「なるほど」と思えるような気付きがあったもの等を選んでください。あまりキレイにできすぎているものは、ディスカッションの題材としては面白くありません。

選ぶにあたっては、話題に上ったSOAPに対していろいろ意見を出し合って下さい。

 

 

. グループで話し合いながらSOを入れ替えたりしてみてください。

 

題材を選んだら、今度は各自が考えるのではなく、グループ全員でワイワイ・ガヤガヤやりながら、あれこれいじってみてください。また付ているタイトルが適切かどうかも、皆で考えてください。この時、どこをどう変えるとどう意味が違ってくるのか、タイトルが変わってくるのか。SOAPが一貫しているか、SOAPの矛盾点は無いか、APが飛躍しすぎていないか、などについて、皆で意見を出し合ってください。

 

 

5.グループの代表が発表します。

 

最後に発表です。発表では手をつけていない最初の状態のものと、どこかをいじってみたものと、できれば2つ以上提示して、「どんなふうにプロブレムが変わったか」とか「こういう理由で、このSはこう変えた方が良いと考えた」等どんな議論が交わされたのかがよく分かるようにしてください。発表はうまくまとめるのが目的ではありません。自分達のグループでは、どんな意見が出て、どんな議論が交わされたのか、それを他のグループの人に紹介するつもりで発表してください。

もし時間に余裕があれば、このようなやり方で、一つだけでなくいくつかのSOAPを取り上げてディスカッションを続けてみて下さい。

 

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